12月の夜9時頃、ペルセウス座は頭の真上あたりに見えています。北(南西)の空のカシオペア座と、南(南東)に見えるおうし座のアルデバラン、プレヤデス星団の間あたりをよく見ると、星が漢字の「人」の字のように並んだ部分が見つかります。そのあたりがペルセウス座です。
ペルセウス座はギリシャ神話に登場する勇者ペルセウスをかたどった星座です。星座絵では魔女メデューサの首を掲げた姿で描かれています。そこに位置する星の名前アルゴル(Algol)は、アラビア語で「悪魔の頭」を意味する言葉です。またアルゲニプ(Algenib)はアラビア語の「脇腹」に由来します。またメンキブ(Menkib)とアティク(Atik)はそれぞれ「プレヤデスの肩」「プレヤデスの両手」を意味します。この名前はアラビアで、周辺の星をプレヤデス星団を中心に二方向につなぎ、長い両手に見立てたことに由来します。星座ごとに分割するとわかりにくいかもしれませんが、時にはこういう星座をまたいだ見かたも楽しんでみて下さいね。
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